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太陽に灼かれて

Films: Jun.2017『太陽に灼かれて』ほか

Jul,01 2017 11:30

ベルセルクの劇場版』を観るのに忙しかった6月。
梅雨の時期はなぜかフランス映画とか清順の大正三部作あたりを観たくなるものの、今度は岡本喜八監修の『遊撃戦』を観始めちゃったので、まだまだ消化できなさそう。
あとは『戦火のナージャ』の続きも早く観たい。

観た映画: 2017年6月
映画本数: 11本
鑑賞時間: 1289分

グランド・マスター

グランド・マスター

やりたい事はなんとなく分かるけれども、ややクドくて飽きる。ものの、ワンス•アポン•ア•タイム〜譲りの大人の挫折感と花様年華的な時代演出は流石。なかなか良作。

鑑賞日:06月30日 監督:ウォン・カーウァイ

私のように美しい娘

私のように美しい娘

うーん、やっぱり全員狂ってる。とんでもない悪業の数々をコミカルにサラッと描く。凄いなぁ。露出多めなラフォン嬢を抜きにしてもテンポが良いので飽きずに楽しめる。傑作。

鑑賞日:06月27日 監督:フランソワ・トリュフォー

戦火のナージャ

戦火のナージャ

続編。人類史上トップクラスの容姿の幼女からイマイチな生乳へと続いてしまった...。それはともかく不遇の父娘のそれぞれと戦場の生々しさ。戦火が深まるにつれ共産党支持が揺らいで行く演出と焼け残るイコンにちょっと鳥肌が立つ。早く続きが観たい。

鑑賞日:06月23日 監督:ニキータ・ミハルコフ

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン

マイケル•チミノは好きなんだけど、これはどうも退屈。ディア•ハンター的なベトナム後遺症って話も弱いしミッキー•ロークはどこまでもクズ。ジョン•ローンも何か軽い。深作作品を観ている方が楽しい。まずまず。

鑑賞日:06月21日 監督:マイケル・チミノ

太陽に灼かれて

太陽に灼かれて

続編が見たいので再鑑賞。真っ赤な大静粛とロシアのダーチャ的風景の見事な融合。素晴らしい、傑作。

鑑賞日:06月20日 監督:ニキータ・ミハルコフ

フェリーニのアマルコルド

フェリーニのアマルコルド

国も時代も文化も異なるのに懐かしいのはこれいかに。美しい季節の移ろいにファシスト政権も霞む。ニーノ•ロータの音楽も含め非常に素晴らしい一本。

鑑賞日:06月16日 監督:フェデリコ・フェリーニ

シャンドライの恋

シャンドライの恋

なんつーサクリファイス。それ故に美しい(男視点で)。官能と悲愴の混ざり具合が実にベルトルッチらしい一本。良作。

鑑賞日:06月12日 監督:ベルナルド・ベルトルッチ

ヴァルハラ・ライジング

ヴァルハラ・ライジング

北欧神話に馴染みがないからサッパリ分からん。ランボーの様でもあり、ヘルツォークの様でもあり地獄の黙示録っぽくもあるのだけれども、やはりレフンな肉感。人間の愚行の連鎖を断ち切るかの様な振る舞いが天国に近付く的な感じかしら。そのうちまた観る。

鑑賞日:06月10日 監督:ニコラス・ウィンディング・レフン

セクレタリー

セクレタリー

ジェームズ•スペイダーにはこの手の役どころが非常に合う。マギー•ギレンホールは当時もゾクゾクしたもんだけれども、今観てもとても良い。ヘビーではない気もするけれも、各種プレイで楽しめるし、アンジェロ•バダラメンティもなかなか雰囲気が出ている。良作。

鑑賞日:06月08日 監督:スティーブン・シャインバーグ

ゴモラ

ゴモラ

底辺過ぎる。シティ•オブ•ゴッド的なやつを想像していたら、思いの外テンポが悪かった気もしなくはない。マラドーナっぽい風貌の奴らが幅を利かす、今日のイタリアン•マフィアの実録って事でまぁ楽しめた。

鑑賞日:06月06日 監督:マッテオ・ガッローネ

実録外伝 大阪電撃作戦

実録外伝 大阪電撃作戦

東映実録ものの良い頃。切れたナイフと言わんばかりの松方+渡瀬のキてる二人組。そんな二人が鉄砲玉的シンパシーか妙にイチャつく。梅宮、アキラを筆頭にキャラ配置も適切。成田三樹夫で締めで大変よろしい。良作。

鑑賞日:06月01日 監督:中島貞夫