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2001年宇宙の旅

観た映画 2017年1月

category: Movie, Soundtrack

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Feb,01 2017 12:20 PM

ここ数年は90分以上の映画がきついのだけれども、
年明け"2001年宇宙の旅"から始まり、意識的に眺めのものを多く見ている。
中旬にはウォン・カーウァイ3本立て、なんだか当時を思い出す。ノスタルジー。
レオーネ、フェリーニ、深作が面白いのは当然として、その他は初鑑賞もの多数。
"マッド・ボンバー"は良い発見だった。

観た映画: 2017年1月
映画本数: 24本
鑑賞時間: 3004分

ウディ・アレンの夢と犯罪

ウディ・アレンの夢と犯罪

"人生で確実にやってくるのは死だけだ"とウディ•アレンのいかにもなアイロニー。滑稽なんだけど笑えない時期のやつだけれども、冷静に考えると悲劇性で行ったら昔の作品とも大差ないか。大袈裟なフィリップ•グラスの曲もなかなか。良作。

鑑賞日:01月31日 監督:ウディ・アレン

007は二度死ぬ

007は二度死ぬ

浜美枝が見たくて。登場が遅いけども、ビキニで山を登るシーンがあれば、その他は何でも許せる。ジョン•バリー&ナンシー•シナトラのテーマも実に素晴らしい。良作。

鑑賞日:01月30日 監督:ルイス・ギルバート

キャバレー

キャバレー

なんともキナ臭くなりつつある時代。キャバレーで放蕩に更けって嫌な事は忘れちまおうと実に退廃的である。笑顔の裏の哀しさを上手に描くってのはこう云うのなんだろうね。良作。

鑑賞日:01月29日 監督:ボブ・フォッシー

蒲田行進曲

蒲田行進曲

映画ならではの入れ子構造。そして何度観ても松竹で太秦。深作的な激しさと浪花節で非の打ち所がない。おまけに仁義なき病院もしっかりロケーションで登場。傑作。

鑑賞日:01月28日 監督:深作欣二

夕陽のギャングたち

夕陽のギャングたち

レオーネ+モリコーネの組み合わせはどれも傑作だけれども、今作もなかなか。たまにダレるシーンもあるものの、それ以上にビシッと所が多い。過去のアイルランドと現在のメキシコを舞台に裏切りと友情のレオーネ的鉄板な構成で実に熱い2時間半。変な話だが、レオーネの暴力は何処か品がある。ションションと伏せろが止まらなくなる。良作。

鑑賞日:01月27日 監督:セルジオ・レオーネ

フェデリコ・フェリーニ カサノバ

フェデリコ・フェリーニ カサノバ

装飾の毒々しさ、喧騒とは対象的な絶倫男の孤独感。性の妙技で名を馳せた行く末はダッチワイフと世にも虚しい物語。薄ら寒い風の音と共に描かれる時間の流れのこの残酷さは何なのだろうねと考えさせられる。ニーノ•ロータのパイプオルガンノイズからのゴッドファーザーっぽい曲も実に良かった。良作。

鑑賞日:01月24日 監督:フェデリコ・フェリーニ

愛の記念に

愛の記念に

アンニュイな映画だナなんて思っていたら、かなり激しい一本だった。家族間での女と男の構図が生々しく痛々しい。モーリス•ピアラが一番正論。クラウス•ノミが歌うオペラ曲も良かった。良作。

鑑賞日:01月23日 監督:モーリス・ピアラ

戦争の犬たち

戦争の犬たち

独裁国家を転覆させるって話は良いとして映画としては物足りん。大好きだけれども、クリストファー•ウォーケン主演ってだけで地味さを醸し出す。潜入計画から子供騙しっぽいミッションまで割と淡々と描かれるも、何故かそこまでつまらん訳でもない。気合い入れまくったオープニングで力尽きた感じではある。

鑑賞日:01月22日 監督:ジョン・アーヴィン

イングロリアス・バスターズ

イングロリアス・バスターズ

続•夕陽のガンマンのパロディみたいな曲で最初から好感が持てる。タランティーノ独特のテンポ感、演出はやっぱり上手いなぁ。ちょっと長いけれども飽きずに最後まで鑑賞。ナイトレート時代のあれこれも映写屋的には特に楽しいでんではないだろうか。良作。

鑑賞日:01月20日 監督:クエンティン・タランティーノ

アンタッチャブル

アンタッチャブル

マフィア系の名作と比べるといささか重厚感に欠けるものの、十分面白い。デ•パルマお得意のスプレット•スクリーンの代わりな名シーン中の名シーンは何度観ても素晴らしい。良作。

鑑賞日:01月18日 監督:ブライアン・デ・パルマ

恋のスクランブル

恋のスクランブル

三島原作の『午後の曳航』の監督との事。出会った女性はルームメイトの母ちゃんだったでござる...となんて事はない筋ながらなかなか清々しい性春模様。なかなかテンポも良く面白かった。まだピカピカしているジョン•キューザックの脇役も良かった。

鑑賞日:01月17日 監督:ルイス・ジョン・カリーノ

花様年華

花様年華

久々の鑑賞。うーん、ノスタルジー。甘美なる秘密として記憶に残された男の黄金期...とかなりグッとくるものがある。時代を経た上にカンボジアくんだりまで行って吐き出す程の秘密かどうかはともかくとして、劇中2人の時間の濃密さはしっかり表現されている。色合いやら雰囲気は完全にウォン•カーウァイのそれなのだけれど、清順的なものも確かに伺える。問答無用で好きだなぁ。良作。

鑑賞日:01月16日 監督:ウォン・カーウァイ

ブエノスアイレス

ブエノスアイレス

久々の鑑賞。カラミ、もっこりブリーフ、ハッテン場など文字通り体当たりな演技のトニー•レオン。ゲイ的なものは置いといて、異国を舞台に恋路の痛みと喪失の切なさをビリビリと描く。映像、音楽の使い方もウォン•カーウァイの全盛期と云えるんではないだろうか。良作。

鑑賞日:01月14日 監督:ウォン・カーウァイ

恋する惑星

恋する惑星

うーん、トレンディ。当時もクランベリーズを母国語カバーしちゃうフェイ•ウォンに寒々しさすら覚えたもんだけれども、改めて観ると実に痛々しい不思議ちゃん。アジア圏を代表するイケメンズの存在感は役どころは女々しいけれども文句なし。話の筋は置いといてこの時期の香港の雰囲気は好きだなぁ。

鑑賞日:01月12日 監督:ウォン・カーウァイ

サムライ

サムライ

警察に目を付けられている割りには色々と抜かりがあるアラン•ドロン。殺し屋稼業をクールにこなすは良いとして、あんまり孤独ではない。少々ダレる箇所もあったけれども、ラストのピアニストとの一幕はなかなか。

鑑賞日:01月09日 監督:ジャン=ピエール・メルヴィル

マッド・ボンバー

マッド・ボンバー

割と正論づくしの爆弾魔な訳ではあるけれども、まぁ裁いちゃイカン。辻褄合わせの為か世にも外道な暴漢魔まで登場する。無駄な露出の多さも製作陣の男気を感じる。取り敢えずしばらく肉が食いたくなくなる。なかなか良作。

鑑賞日:01月07日 監督:バート・I・ゴードン

燃えよドラゴン

燃えよドラゴン

話がショボくても、敵がザコっぽくてもブルース•リーの顔芸とラロ•シフリンの音楽があれば成立してしまう、チートな一本。『上海から来た女』ばりのラストステージも秀逸。何度観ても飽きない。良作。

鑑賞日:01月06日 監督:ロバート・クローズ

ストリート・オブ・ファイヤー

ストリート・オブ・ファイヤー

田中美奈子的なダイアン•レインの歌うクソダサい曲がライ•クーダーと関係なかったので一安心。築地でセリをしてそうなツルツルなウィレム•デフォーはなかなか存在感があった。ストーリーも何もないけれども、映画としてのこの最低さが癖になりそうな気もしなくはない。

鑑賞日:01月05日 監督:ウォルター・ヒル

アラビアのロレンス

アラビアのロレンス

現代まで続く西欧諸国とアラブの遺恨の発端とも言える歴史。どこからどこまでが事実に基づいているかはともかく、ロレンスと云う男を描く。英雄と称えられ、そしてアラブ独立の夢破れるラストの悲壮感。何十年かぶりなものの、砂漠の映像美とスケールの大きさで時間はあまり感じず。名作。

鑑賞日:01月04日 監督:デヴィッド・リーン

あの夏の子供たち

あの夏の子供たち

消えゆくものと残される者の物語。人生の厳しさへの理解の度合いが親からその姉妹と段々と表現されている辺りはなかなか巧みな感じ。でも最後はケ・セラ・セラと。良作。

鑑賞日:01月03日 監督:ミア・ハンセン=ラブ

絞殺

絞殺

何度観てもショッキングな内容。屑篭の布石等々のさりげない仕掛けは流石の新藤兼人監督。乙羽信子と西村晃の文字通り体を張った演技もかなり強烈。特に鉄輪など'70年代の乙羽信子の狂気な演技の迫力はちょっと別格だと思われる。良作。

鑑賞日:01月03日 監督:新藤兼人

ミスター・ミセス・ミス・ロンリー

ミスター・ミセス・ミス・ロンリー

原田芳雄が強奪した15億を洗うって筋がどうでも良いくらいに監督を始めとして役者全員が自由にやってる感じ。大天使な原田美枝子や宇崎竜童の味のある棒演技をある意味凌駕する名古屋章。脚本、製作に原田美枝子の名前が連なるものの、完全に神代辰巳作品ではある。良作。

鑑賞日:01月02日 監督:神代辰巳

風と共に去りぬ

風と共に去りぬ

十代の頃は大人になったらクラーク•ゲーブルみたいなダンディズムを身につけると思っていたもんだけれども、あんまり変わってなかったな。愚かな行いを続けていても長い人生のどこかで真理にちゃんと気付けば良いのだと思わせる壮大な時代設定と筋。アイリッシュ的な土着を基礎として明日でなく今考えるラストはあまりに力強い。スカーレットの執念深さは小説の続編でもあんまり変わってないけど。言うまでもなく名作。

鑑賞日:01月02日 監督:ビクター・フレミング

2001年宇宙の旅

2001年宇宙の旅

正月と云えば『美しく青きドナウ』って事で、今年の一発目。2017年になっても古さを感じないどころか、時代を超越したセンスの良さはキューブリック自身がスターチャイルドなんじゃないかと思う程。そろそろモノリスが出現しても良さそうな今日この頃。言うまでもなく傑作中の傑作。

鑑賞日:01月01日 監督:スタンリー・キューブリック