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Paranoid Park

Paranoid Park

Jan,04 2009 23:00

明けましておめでとうございます。

何だか年末年始と買い物ばかりしている今日この頃。
テレビを眺めているとABC MARTのCMばかりやっていたので、なんとなく触発されて買っちゃいました。
普段はレザーの黒白のみでローテーションなんですが、今年は気分を変えて、ALL STARの真っ黒のやつを購入。
実に十何年ぶりのキャンバスはとにかく柔らかい。
レザー慣れした足に優しい感触でキャンバスもやっぱり良いなと。

で、年明け一発目に観た映画はガス・ヴァン・サントの"パラノイドパーク"

公開当時は諸事情で観に行けなかった今作、レンタル屋に並び始めたので満を持してようやくの鑑賞。

なんかこう、全体的にこの美少年のフワフワした感情をうまく具現化していると云った印象。
Small SailsのEthan Roseによるサウンドトラックもそのフワフワした映像に音楽は実によく合っている。
パラノイドパークを縦横無尽に滑り行くスケーター達の映像がなんだかとってもサイケな映像を見ている様でなんとも心地が良い。
スケーターとサイケってなかなか結びつかないんですが、そこらへんはガス・ヴァン・サントの手腕ってとこか。
どこかの批評で受け手に委ねる映画だなんて書いてあったけれども、これはどうなんだろう? 別に委ねてはいない感じがするけど。
映画に対して解決を求めちゃうとそう云う事になるのだと思われる、この映画の場合は解決なんて言葉は皆無な訳で。
そもそもが少年の誰にも云えない辛い経験を文章にして心の荷を少しでも軽くするって映画だと思うので、そう云う意味でしっかりと完結はされている。
しかしまぁ、映像特典の予告はひどい出来だった。

ともかく良作が年明け一本目で良かったと思う今日この頃。