
Films: Jan.2025『鈴木清順 大正浪漫三部作』ほか
Feb,05 2025 11:30
片付けたい事が何にも片付かず2025年に突入であれやこれやのうちに早くも一ヶ月が経過。兎にも角にも手を動かし続けるしかないと観念する日々
昨年12月の初めにTVが故障し、暮れくらいまで何も観なかった反動か、明けて1月は結構なペース。
新年一発目は好きなものと云う事で久々の『ツィゴイネルワイゼン』から始まり、順に『陽炎座』、『夢二』と鈴木清順 大正浪漫三部作を先ず今月の顔とする。
三ヶ日もキューブリック『時計じかけのオレンジ』、パゾリーニ『テオレマ』、ビリー・ワイルダー『あなただけ今晩は』と立て続けに好きなやつから。
去年のパトレイバーの押井守熱が冷めない内に『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』に『イノセンス』も久々に。
同じく久々でこのところ良く観るラース・フォン・トリアーで『ハウス・ジャック・ビルト』、やっぱり初期が最高なダーレン・アロノフスキーの『π』と傑作率高め。
鈴木清順に加えて、年頭の寅さんと溝口健二『噂の女』で日本映画は少々少なめな印象。
新作系も充実していて、ジョナサン・グレイザー『関心領域』にアレックス・ファン・ヴァーメルダム『No.10』、フリーヌル・パルマソン『ゴッドランド/GODLAND』といずれもレベルが高い。
初鑑賞ものもバラエティ豊か。そろそろ終わりに差し掛かってる『失われた時を求めて』で興味を持ったドレフュス事件を扱ったロマン・ポランスキー『オフィサー・アンド・スパイ』、洒落乙イタリーな『殺しを呼ぶ卵』、『エロチカ・ポリス』に打って変わってサイモン・スタホの『ワイルドサイド』と『ゴッドランド/GODLAND』に並んでアイスランドものなど。
初めての中で最も印象深かったのは2024年第四次世界大戦後のディストピアものなL・Q・ジョーンズ『少年と犬』、文明社会の刷り込みに異論を挟みまくるロルフ・デ・ヒーア『悪い子バビー / アブノーマル』の2本は甲乙付け難い。
そんなかんななすっかり未来に来てしまった2025年1月。
作業は終わらないものの、日々映画を観られる幸福を噛み締めている今日この頃。
観た映画: 2025年1月
映画本数: 22本
No.10
舞台の神の如しな演出家云々から始まり監視の入れ子で良く出来てる。予想の斜め上を突き進む筋立てで面白い。拡大を緩めないカトリックの布教活動を槍玉に『白人が作り出したインチキ』と結構なアンチクライストっぷりで、我々に必要なのはそれじゃないとばかりに、荒唐無稽であるも独創的な設定からダイナミックに放出するラストまで圧倒的。キリストのいない純粋な世界への旅で見た事ないタイプのSF。
鑑賞日:2025/01/30 監督:アレックス・ファン・ヴァーメルダム
ゴッドランド/GODLAND
敢えてスタンダードサイズで映し出されたデンマーク領時代のアイスランド。過酷な道のりを行く宣教師で『ミッション』みたいな感じと思いきや、そーでもなかった。船で来いと。360°パンやら完璧な同一構図撮影で小さな画面を感じないどころかやたらと広く見える映像からして素晴らしい。火山と氷の圧倒的な大自然の前に、姉妹の父親が言うところの『人間はちっぽけな存在』の所業を徹底的に比較する。キリスト教の教え、信仰心ですら自然の驚異の前では無意味に等しいってのは、八百万の神的思考だと割としっくり来るものがある。と云うか、意思弱めな牧師を派遣する辺りに宗教自体の無理感があるって視点。で、しばらく見ないと思ったら、ダーティ・ビーチズことアレックス・チャン・ハンタイが冷ややかな感じの劇伴やってた。
鑑賞日:2025/01/28 監督:フリーヌル・パルマソン
オフィサー・アンド・スパイ
フランスを二分したドレフュス事件を取り扱ったポランスキー作品。ユダヤ系故の思うところありが詰めこまれている。近年良くあるタッチの再現ドラマっぽい仕上がりでありつつも、象徴的な扉や紙片の上手い使い方から歩道の馬糞の徹底した再現等々とで一線を画す感じ。そんな歴史的冤罪事件な訳だけども、観ながら過去の他所の国の冤罪事件以上に現行でブッ壊れまくってる我が国の腐敗具合を感じて仕方なかった。救いがあるとすれば、腐った者に占められていても、正義を求める者は階級問わず必ず存在するって事か。『失われた時を求めて』内で頻繁に描かれ、その度にウンザリするほど長い注釈が添えられてあまり頭に入ってこなかった事件なものの、その辺も結構補完してくれる映像に仕上がっている。原題の『われ弾劾す』から始まるゾラ裁判描写で、サンドイッチとコーヒー持って朝から晩まで傍聴していた若きプルーストがこの中にいたと思うとなかなか胸熱。観終わった後にドレフュス役がルイ・ガレルと知って役者魂を感じた。
鑑賞日:2025/01/26 監督:ロマン・ポランスキー
エロチカ・ポリス
OP始まった瞬間に好き要素の洪水でガッチリ掴まれる。今は失われたイタリアがイタリアらしくてイイ。コネでお巡りさんになり、全ての下りが映画的には投げやりな感じなんだけど、有無も言わせずに片付けていく辺り、勢いって大事だよねーと思ってしまった。エドウィジュ・フェネシュ(可愛い!)の殆ど無駄な露出の数々、婦警コスプレ的な萌えに、きっちり立ちんぼ描写を挟んでて、作品として抜け目ないんだか中途半端なんだか最早良く分からないけど楽しいので全部オッケーな気分になる。他の登場人物もそれぞれ見事にキャラ立ってるのが配置されてて、視覚的に面白いに全振りしてる映画で大好きよ。
鑑賞日:2025/01/24 監督:ミケーレ・マッシモ・タランティーニ
関心領域
まるでキューブリックの何かの様にバチっとシンメトリーに決まった映像を中心に理想的な生活を映し出す。あらゆる『汚いもの』には塀の外、窓の外、光の外と視覚的に徹底して蓋をするものの、代わりにひたすら爆音で実況するクオリティの高い音映画に仕上がっている。無関心の罪は大なり小なりで、スクリーンやテレビの画面のこちら側の人間にも言える事。時間的、空間的に離れた場所で善を説く事は容易いが、渦中に置かれた時にどうするかって事をもう一度良く考えなさいよと言われた様。ちょいとあざとい感じな暗視カメラの活動家の様子に、ラストのアフターと良心の呵責みたいな嘔吐と狙い過ぎなとこがもう少し控えめ(寧ろ要らない)であればもっと強烈に仕上がってた気もする。劇伴はスゴイ。
鑑賞日:2025/01/22 監督:ジョナサン・グレイザー
噂の女
未だ盛ってる花魁が生息する転換期の島原赤線ゾーンな'50年代。置屋の後家女将に田中絹代、自殺未遂の潔癖出戻り娘に久我美子の親子で同じ男を取り合う内容なんだけど、肝心の大谷友右衛門にいまいち魅力がない。ローマの休日からやってきたみたいな気品溢れる久我ちゃんは良しとして、恋する無様な年増の絹代サンはちと似合ってない気もする。ものの、OPEDから置屋のあちこちの完璧構図と、家業を毛嫌いするところから宿命を見出す久我美子ほか、己の意思とは関係ないところでそれぞれが時代に飲まれていく筋で見応えはある。
鑑賞日:2025/01/20 監督:溝口健二
夢二
久々。『カポネ大いに泣く』に続いての顔パンパンになりかけで妖艶さのかけらもないジュリーが清順の妖艶な映画に入り込んだって感じ。徹底的な軽薄さに次ぐ軽薄さの中に垣間見る芸術への執念で、あくまでフィクションの夢二像ながらモテる駄目男のギャップ萌えみたいな具合で良い感じに仕上がっている。三部作の前2本に比べると世の中的には評価の落ちる今作なものの、磨きがかかった色彩感覚、見せたい部分の明確な構図、的確な心理描写にペイントしたアクリル板まで出てきて映像表現的にはロケーション含めて最高潮でもあり、90年代の初見以来と変わらずあんまり劣ってる印象はない。後に色んなとこで流れる劇伴と淡谷のり子の『宵待草』も素晴らしい。大楠道代の金沢弁女将と役者ゴジ監督がまた貴重。傑作。
鑑賞日:2025/01/19 監督:鈴木清順
π
やっぱり息抜きは大事よなって云う。森羅万象の法則を追求しつつ、インナースペースで神の領域までの過程がアガる。初期ダーレン・アロノフスキーのにっちもさっちも行かない感満載で大好き。映画は予算じゃないって云う良い見本。んでWARP等々の音源が今となっちゃ懐かしいけど、やっぱりどれもカッコいいなー。その昔、渋谷の某劇場勤めの時にレイトショーで早番終わりに観たノスタルジー。
鑑賞日:2025/01/17 監督:ダーレン・アロノフスキー
少年と犬
2024年第四次世界大戦後のディストピアを2025年に観る。久々に良いバディ映画を観たって感じ。ワンコの中身オッサン具合が小鉄に変換されつつ鑑賞。『不思議惑星キン・ザ・ザ』みたいなボロっカスな前半から『THX 1138』みたいな地下社会(さ、詐欺だー)の後半で、なんか投げっぱなしのとこが沢山ある気もするけど、喋る犬との友情の設定だけで成功しとる。たらふく平らげて(おいしいの?)、いざ山の向こうへ。ティム・マッキンタイアのブラッドの声と音楽も良かった。
鑑賞日:2025/01/16 監督:L・Q・ジョーンズ
イノセンス
久々。外部に記憶を保管した時から人間と人形の違いとはなんぞやって事で、言ってる事は大体前作と同じ感じ。不気味の谷っぷりと電脳ハックの迷宮具合がグレードアップしてるのは良いとして、ひたすら哲学問答やってるのでトグサよろしく早く仕事の話しよーぜとなる。初めて観た時は映像凄いなとなったものの、今観ると一昔前のプレステの画面って感じ。なんだけど、択捉経済特区のバーンとしたやつとか、2501出てくるとホッとする辺りの映画的な魅せ方は流石の押井守。で、サッと上着をかける愛が溢れるバトー。傑作。
鑑賞日:2025/01/15 監督:押井守
陽炎座
なんだかんだで15年振りくらい。'90年代の終わりくらいに大正浪漫3部作オールナイトで観たのが初めてだった記憶で、その時はただ映像に圧倒されただけだったものの、以降観直す度に構成自体が分かりやすく丁寧で実に良く出来ているのが分かる。物事の裏側に次ぐ裏側で、操るもとを辿ると清順に行き着くって云うメタメタな新派の進化みたいなやつを'80年代にやってて圧倒的。日活時代に既に開花していた色彩や比喩表現に破滅描写が素晴らしいのは勿論なものの、現世とあの世に現に夢にと縦横無尽って感じな日活干されて以降の幻想表現は芸術の域を通り越してる感じ。小面なやつの裏側鑑賞の大友柳太朗を中心としたフリーメイソン的集いがアツい。傑作。
鑑賞日:2025/01/13 監督:鈴木清順
悪い子バビー / アブノーマル
結構なアンチクライスト映画。序盤からラストまで不謹慎極まるの連続で凄まじい。無垢の所業の数々=普通の人が考える悪って云う図式で、劇中の主人公以外の登場人物同様に文明に飼い慣らされている身としてはこの世の悪、真理について深く深ーく考えさせられる。ある種のポテンシャルを秘めた人間を唐突に社会に放り込む超実験的内容なんだけど、知的わらしべ長者の如くで汚い子供オッサンがまさに成長する物語で見応えがある。成長過程においてのアナーキーほかの幾つかの能力、味覚、善悪なんかの覚醒描写が泣ける。内容的には満点だけども、エンドロールで触れてるとは言えニャンコスキーには超キツイものがあるので星マイナス。
鑑賞日:2025/01/12 監督:ロルフ・デ・ヒーア
ワイルドサイド
やらかす方と巻き込まれる方の腐れ縁の関係具合が結構リアル。諸々の行動のキッカケの設定がまぁまぁ安っぽいものの、有無を言わせぬアイスランドロケーションで謎の説得力を生み出している。チャラいニコライとケツ拭きマッツにピザマッツにパンストマッツでラストにかけてはなかなか泣かせる作り。このくらいの時期好きだったヒルマル・オルン・ヒルマルソン(Touchからリリースのとシガー・ロスとのが特に好きだった)の劇伴も良い感じなんだけど、露骨に悲しげで若干クドい気はする。こっちは音楽のみで聴くの方が好き。
鑑賞日:2025/01/11 監督:サイモン・スタホ
ハウス・ジャック・ビルト
久々。ラース・フォン・トリアー流ギャグの詰め合わせな具合。多方面からの西欧芸術論をぶちつつのクラッシュ&ビルトで監督のアンチクライスト的憂さを劇中の中だけで晴らしつつ、組み上がる健全な映画。そして真の芸術作品の完成は失敗の繰り返しを経て一瞬で出来るって事で、ババーンと地獄の門は改めて観ても絶句の光景。天使から地獄の案内人と変化したブルーノ・ガンツのアドバイス(誘導)によって初めて満足の行く家が建つって云う、芸術家泣かせっぷりがまたヒドイ。グールドにボウイにディラン風と色々と最高。
鑑賞日:2025/01/09 監督:ラース・フォン・トリアー
サミチャイ、牛飼いの祈り
愛する者の幸せはここに在らずって事で、まず娘には街を可愛い牛ちゃんには天国をで厳しい世界。感覚的には楢山節考に近いものがある。清浄なるアンデスの地と亡霊に見守られていると云う古来の人間像。よその国へ来て傍若無人に振る舞う人々とは在り方としては雲泥の差だわな。移動が大変そうな360度パン撮影と長回しが結構魅せる一本だった。取り敢えずコカの葉で一服したい。
鑑賞日:2025/01/07 監督:マウリオ・フランコ・トッソ
殺しを呼ぶ卵
顕微鏡を使ったサイケなOPと前衛的な音使いでのっけから掴まれるお洒落イタリアン。養鶏場のサスペンスって云う無茶ジャンルで面白い。蓋を開けてみれば変わった趣味人でありつつも倫理観あるトランティニャンが唯一の真人間ってな具合で、欲得ずくめなブルジョワジーのダーティーな部分が入り乱れる。プリティなエヴァ・オーリンに出てきた瞬間に問題起こしそうなイケメンなモンダイーニ(役名)で心の綺麗さと容姿は結びつかない模様。美味しんぼでやってた暗いとこに押し込むタイプの養鶏場でないものの、それ以上のものが展開する資本主義の暗部を見せつけられてる具合。当分KFCは食べられないぞコレ。
鑑賞日:2025/01/06 監督:ジュリオ・クエスティ
あなただけ今晩は
緑ちゃん過ぎなシャーリー・マクレーンとコケットちゃんのキュートなセットからして満点。成り行きからX卿復活、ムスタッシュの経歴まで適当なミラクル詰め合わせって感じで最高。マイ・フェア・レディ的淑女養成の「スペインでは〜」の下りにハート眼鏡のロリータちゃんとでやりたい放題。傑作。
鑑賞日:2025/01/05 監督:ビリー・ワイルダー
男はつらいよ ぼくの伯父さん
正月らしく2025年1月5本目にして四半世紀振りくらい。ジャック・タチみたいなタイトルながら、本格的世代交代の始まりみたいな具合でほぼ満男の青い春がメインな初々しい42作。肝心の寅さんの方は、渥美清の体調不良って事で諭す側の存在と化している。無鉄砲さも影をひそめ、檀ふみとの絡みも大人しい感じなのがちょいと残念。に加えて、国民的美少女ゴクミの演技力等々あるものの、旅先での伯父甥合流のミラクルほか脚本に演出は流石に上手い。分別ある感じの寅次郎に、心配する対象が兄から子へと変化するさくらが何やら切ない。
鑑賞日:2025/01/04 監督:山田洋次
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
プロジェクト2501=人形使いって事で2025年1月4本目にして久々。9課を辞めたい草薙素子の退職話なんだけど、辞めた先が広大過ぎ。素子ォーからの、その義体は俺の趣味じゃないぜ(汗)とバトーとで愛だなー。寝る前に自身の霊魂の真偽を考え始めると目が冴えてギンギンになるよね。30年経って色褪せるどころか、細かいとこまでクオリティ高過ぎで改めて恐れ入る。ifのTV版より重厚感あり過ぎで沈んで行きそうな押井守版の方がやっぱり好き。傑作。
鑑賞日:2025/01/04 監督:押井守
テオレマ
2025年3本目。特異点みたいな存在のテレンス・スタンプ退場後のブルジョワジーの破滅とプロレタリアの奇跡。モーツァルトのレクイエムをバックに演出される、持つ者が失う過程の不幸っぷりがなかなかにキツイ。鎌槌マークの下の民衆の為の泉も結構ストレート。からの荒野に誘われ持たざる者となる人間性の回復で、こっちも雄叫びたくなる。モリコーネ+ニコライ劇伴も素晴らしい。傑作。
鑑賞日:2025/01/03 監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ
時計じかけのオレンジ
2025年2本目。その時の気分で観たいところを断片的に観てたものの、通しでは20年振りくらい。やっぱり凄いやキューブリック。トルチョックに次ぐトルチョックを超えたアルトラ・ヴァイオレンスでこの世の悪に上限がなさ過ぎてガリバーが痛くなってくる。SFのフリした社会風刺でもうホラーショウ。その昔、ナッドサット言葉を無駄に覚えたのも、今にしてみればほかの知識に向けるべきだったとうっすら感じるまぁまぁ良い思い出。今更語るまでもなく徹底した映像表現にウォルター(元ウェンディ)・カルロスのシンセサイザー、安定のカラヤン+ベルリンフィルの歓喜の歌(冒涜級)ほかの音楽を含め、隅々まで完璧なのを再認識。キューブリックの運転手が車内から突き出したままロンドンを走ったとされる、あの卑猥な彫刻の絶妙な動きも何から何まで最高。モロコ・プラス飲んで気持ち良くなりたーい。
鑑賞日:2025/01/02 監督:スタンリー・キューブリック
ツィゴイネルワイゼン
2025年1本目は好きなのを久々に。内田百閒が言うところのヨーヨー論ってな具合で、夢とうつつを舞台として主体と知覚とが、狐につままれた=自意識の断続的喪失状態で行ったり来たりする。原作を踏襲しつつきっちり映画の尺に広げている上に、清順的美学が加わって文句なしで見事な幻想文学の映像化って感じ。四季の切り取りと大小様々な音使いもまた素晴らしい。で、和装の大谷直子とモガい大楠道代がたまらん。
鑑賞日:2025/01/01 監督:鈴木清順
category: 映画レビュー
tags: 2025年映画レビュー, スタンリー・キューブリック, ビリー・ワイルダー, ピエル・パオロ・パゾリーニ, ラース・フォン・トリアー, ロマン・ポランスキー, ロルフ・デ・ヒーア, 押井守, 溝口健二, 鈴木清順