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Os Famosos e os Duendes da Morte

Films: Mar.2012『名前のない少年、脚のない少女』ほか

Apr,06 2012 03:00

段々と吉田喜重ものも減ってきた。
春らしくなってきたせいか、映画の途中で眠くなる事が多い今日この頃。

観た映画: 2012年3月
映画本数: 31本
鑑賞時間: 3442分

さらば友よ [DVD]

さらば友よ

うーん、絶品のハードボイルド。アラン•ドロンとチャールズ•ブロンソンのイケてる男たちの静かな静かな友情。男らしいとはこう云う事なのでしょう。少しは見習わないとと思いました。

鑑賞日:03月31日 監督:ジャン・エルマン

ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]

ルパン三世「カリオストロの城」

何回でも観ちゃう。クオリティ高すぎ。

鑑賞日:03月30日 監督:宮崎駿

キャッツ & ドッグス [Blu-ray]

キャッツ & ドッグス

色んな映画のパロディありで楽しい。

鑑賞日:03月30日 監督:ローレンス・グーターマン

BIUTIFUL ビューティフル [DVD]

BIUTIFUL ビューティフル

名作過ぎて言葉がでません。

鑑賞日:03月29日 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

みな殺しの霊歌 [DVD]

みな殺しの霊歌

話の筋がいささか無理があるし、セットもショボかったりするのだが、凄く好き。ダハダバダ〜的な音楽も良いし、回想シーンのエフェクトも素晴らしい。倍賞千恵子との絡み等々、もう少し細かく描いて貰ってたら更に良い。佐藤允が松竹に出ているのも、さほど違和感はなし。良作。

鑑賞日:03月28日 監督:加藤泰

トロン:レガシー ブルーレイ(デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]

トロン:レガシー

映像は凄い...けれども、お話は色んな映画を詰め込んだ様でいただけない。うーん。

鑑賞日:03月27日 監督:ジョセフ・コジンスキー

ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち

ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち

初めての3D体験がこの作品で良かった。躍動する肉体、と云うか肉体ではない、内なるものがほとばしり動いている錯覚さえ起こす。自分の様にダンス芸術に馴染みのない者でも、目を離す事ができなかった。この生命力の塊の様な圧倒的な表現力の前では言葉は不要なのだろう。『都会のアリス』の舞台でもあったヴッパタールとヴッパタール舞踏団、そしてピナ·バウシュ。何もかもが素晴らしい作品であった。

鑑賞日:03月26日 監督:ヴィム・ヴェンダース

名前のない少年、脚のない少女 [DVD]

名前のない少年、脚のない少女

甘酸っぺぇ。厨二病全開である。30代に観てこれだけ胸に迫るものがあるって事は、10代でこんな作品を観たら号泣してたに違いない。合間に挟まるサイケな映像も素晴らしい。"Mr. Tambourine Man"のタイミングも絶妙。かなり名作。

鑑賞日:03月26日 監督:エズミール・フィーリョ

シルビアのいる街で [Blu-ray]

シルビアのいる街で

※ただしイケメンに限る。ブサメンだったらお話にならない作品ではありますが、大変に美しい映像表現に溢れている。『世界ふれあい街歩き』風にひたすらイケメンがシルビアに似た女の子をストーキングする。穿った見方をしがちではあるものの、良作。

鑑賞日:03月24日 監督:ホセ・ルイス・ゲリン

炎と女 [DVD]

炎と女

人工授精にまつわるあれこれって事で、どうにも馴染みのないテーマの作品ではある。しかし、4人の男女の錯綜した具合だけはよく分かるし、普通に面白い。吉田喜重の斬新な映像美も健在。小川真由美の演じるイタイ女の存在感は、岡田茉莉子を凌駕していた。

鑑賞日:03月23日 監督:吉田喜重

悪人 (特典DVD付2枚組) [Blu-ray]

悪人

人を殺めた後に失う辛さを知る事ほど、罪と罰な事はない。妻夫木聡の「もっと早う会うとけばよかった」と云うセリフに全てが詰まっており、そして切ない。割りと古典的ではあるものの、回想シーンを含めて全体の流れもスムーズで素晴らしい。のっけのロスト•ハイウェイ風のシーンも迷走を暗示させて良い。 しかし、人を殺しましたとカミングアウトされたら、普通はドン引きすると思うのだが、深津絵里演じる光代は神過ぎる。そんな深津絵里が紳士服店の前を通り過ぎるシーンに心がきゅーっとなる。 良作でした。

鑑賞日:03月23日 監督:李 相日

レンブラントの夜警 [DVD]

レンブラントの夜警

ピーター•グリーナウェイの過去の作品は好きなものが多いのだが、この作品は全く集中できず。一回観ただけだと、登場人物も把握できない。しかし、まぁそのうち気が向いたらもう一度観ようと思う。

鑑賞日:03月22日 監督:ピーター・グリーナウェイ

トリコロール/白の愛 [DVD]

トリコロール/白の愛

男女の内輪揉めは他所様を巻き込まずにやって下さいと言いたくなる作品ではあるものの、実に面白かった。色々と失いまくりで真っ白になった男の真っ白な純粋な愛情は、やがてトンネルの先の光の様な希望、すなわち愛する女と対等な立場となる願いを叶える。個人的にはその執念深さに赤い炎を見出してしまったのは置いてといて、ポーランドの冷たい雪の白から、生まれ変わった男を照らす太陽の暖かい白に変わるシーンは素晴らしかった。昇天の白はいささか失笑ものであったが...。良作。

鑑賞日:03月19日 監督:クシシュトフ・キェシロフスキ

バウンド [DVD]

バウンド

やたらとクオリティの高いレズ映画。所々で『マトリックス』を感じる(当たり前だけど)。大した事ない筋なのにグイグイ引き込まれていくのは、ウォシャウスキー兄弟の卓越した映像のセンスによる所が大きい気がする。良作。

鑑賞日:03月17日 監督:ラリー・ウォシャウスキー

第9地区 ブルーレイ版スチールブック仕様 [Blu-ray]

第9地区

いやー面白かった。

鑑賞日:03月16日 監督:ニール・ブロムカンプ

トーク・トゥ・ハー [DVD]

トーク・トゥ・ハー

久々の鑑賞。美しい映画です。偏愛と呼ぶべきかそうでないかは、男と女の温度差だけで決まってしまう切なさ。サイレントの露骨な原点回帰願望シーンは爆笑。童貞くんには勉強になり過ぎたのだろう。

鑑賞日:03月16日 監督:ペドロ・アルモドバル

ハロルドとモード/少年は虹を渡る [DVD]

ハロルドとモード/少年は虹を渡る

見終わった後に何やらじんわりと暖かいものに心が満たされる。まだ観てないのだが、『永遠の僕たち』の元ネタらしい。傑作。

鑑賞日:03月15日 監督:ハル・アシュビー

新宿泥棒日記 [DVD]

新宿泥棒日記

何故だろう、何回観ても飽きない。後追い世代にもこの時代の混沌とした新宿の空気を身近に感じさせてくれる。この時代に青春を迎えた人達が羨ましいとさえ思う。危うく射精しそうでした

鑑賞日:03月15日 監督:大島渚

情炎 [DVD]

情炎

血と争う岡田茉莉子。吉田喜重特有の冴えた構図は健在ではあるものの、お話がいささか綺麗にまとまり過ぎている感じは否めない。眠かったから、観るのに苦労した。

鑑賞日:03月13日 監督:吉田喜重

メランコリア [Blu-ray]

メランコリア

2人の姉妹のメランコリー(憂鬱)のお話。傑作。 ネタばれの可能性あり、長文により以下。
http:/otom.jp/blog/melancholia/

鑑賞日:03月12日 監督:ラース・フォン・トリアー

カラフル 【通常版】 [Blu-ray]

カラフル

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一作品なら観ない訳にはいかないと云って観てなかった作品。途中でブラタモリになったり、全体的に音楽がいまいちではあったものの、普通に号泣させられました。良作。

鑑賞日:03月11日 監督:原 恵一

マイレージ、マイライフ [Blu-ray]

マイレージ、マイライフ

身軽な人生を歩む、イケてる中年ジョージ•クルーニーのお話。洗練され過ぎてて、同じ人類とは思えない。そんな人でも悩みはあるらしいと云う映画。人は見かけによらないもんなのですね。

鑑賞日:03月11日 監督:ジェイソン・ライトマン

トリコロール/青の愛 [DVD]

トリコロール/青の愛

10代の頃に観て、壁のゴリゴリしか印象に残らない退屈な映画だなぁと思っていたのですが、今観たら普通に傑作です。素晴らしい。

鑑賞日:03月10日 監督:クシシュトフ・キェシロフスキ

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット] [Blu-ray]

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]

面白かった。

鑑賞日:03月09日 監督:ティム・ストーリー

女のみづうみ [DVD]

女のみづうみ

ダイナミックなシネスコの効果を無駄に活かしまくっている...メロドラマ。全体的にもったりした感じは否めないものの、なかなか面白かった。

鑑賞日:03月08日 監督:吉田喜重

あらかじめ失われた恋人たちよ [DVD]

あらかじめ失われた恋人たちよ

延々と続く石橋蓮司のウザいくらいのハイテンションに最初はうっとおしいと思うものの、次第に麻痺して気にならなくなる。そして言葉を棄てて、ニセ唖になった時、あまりの静寂にハッとさせられる。面白かった。

鑑賞日:03月07日 監督:田原総一朗、清水邦夫

スコルピオンの恋まじない [DVD]

スコルピオンの恋まじない

70年代のウディ•アレン作品が面白いのは勿論だけども、最近の作品もやっぱり面白い。ブレない、芯の通った面白さを感じる。好き過ぎる。

鑑賞日:03月06日 監督:ウディ・アレン

旅の重さ [DVD]

旅の重さ

なんだかんだで、機会のある度に観てしまう作品。しかし、今じゃ考えられない様な設定である。シンプルな生活を求める旅=人生、なんだかネットなんぞやっている場合じゃないなぁとも感じる。全編を通しての、よしだたくろうの音楽が沁みるのは勿論の事、高橋洋子のいささか不思議ちゃんの入った演技も良い。高橋洋子のセリフの語尾に、てへぺろを付けると、妙に合う。傑作。

鑑賞日:03月04日 監督:斎藤耕一

縞模様のパジャマの少年 [DVD]

縞模様のパジャマの少年

ボーっと観てたら、なんと云う結末。胃が痛い。

鑑賞日:03月03日 監督:マーク・ハーマン

心 [DVD]


観る物がない時に重宝する新藤兼人コレクション。本日は『心』。原作とは別物な感じはしなくもないが、新藤兼人監督のさすがの手腕で見事にまとまっています。70年代くらいの新藤兼人作品の変な空気が流れている具合が特に好き。手強そうな母娘を乙羽信子と杏梨が淡々と演じ、対照的に男2人は熱い感じの演技が素晴らしい。特に主人公のKの葛藤しまくりの悩ましい様をイケメン松橋登が好演。新藤兼人作品お馴染みの蓼科ロケもあり。一度は行ってみたい。

鑑賞日:03月02日 監督:新藤兼人

他人の顔 [VHS]

他人の顔

顔に火傷を負って、妻に拒絶された仲代達矢が、グラサン&あご髭のプリンス風の仲代達矢になる。マスクを被って前とは別人との設定だが、包帯してても声がおもいっきり仲代達矢なので、違う意味で混乱する。が、映画としては素晴らしい。映像を観ているだけでも面白い。ヨーヨーにご執心の市原悦子のキチガイっぷりが脳裏に焼き付く。

鑑賞日:03月01日 監督:勅使河原宏