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Love in the Afternoon

Films: Oct.2015『昼下りの情事』ほか

Nov,01 2015 13:00

シャレオツな映画の多い10月。
後回しにしていた映画に名作や掘り出し物があったりする。
日本映画をあまり観ない一ヶ月だった。

観た映画: 2015年10月
映画本数: 20本
鑑賞時間: 2058分

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア

スク水アルテイシアからの。どんどん一年戦争に近づいており、キッチリと続きが気になる様になっている。良かった。

鑑賞日:10月31日 監督:安彦良和、今西隆志

課外授業

課外授業

ベタな感じ。ハッキリ言って年増のおばさんよりも、主人公に入れあげるホモニキの妹ちゃんことレオノーラ•ファニにしか目が行かなかった。露出狂のおっさんと性教育に熱心な父親もくどくて、なかなか良かった。まずまず。

鑑賞日:10月30日 監督:ヴィットリオ・デ・システィ

ローラ

ローラ

交錯とズレの絶妙な匙加減が長編デビュー作とは思えない程に良い感じ。初恋の具現化とも云える男の存在感を演出する交響曲7番第2楽章の見事な事。実に面白かったが、フランス人とは分かり合える気がしないなぁ。良作。

鑑賞日:10月28日 監督:ジャック・ドゥミ

山猫

山猫

貴族社会から成金の時代へ。滅びの美学と云う事でどっちもどっちな変換期で敢えて流れに乗らない旧時代の人間が描かれる。上品な方にも下品な方にも双方言い分がある気はするけれども、イタリア近代史に詳しくないので、良く分からん部分も多かった。

鑑賞日:10月27日 監督:ルキーノ・ヴィスコンティ

ドラゴン危機一発

ドラゴン危機一発

刃物を駆使するブルース•リー。全体的に大して面白くはないのだけれど、母親のペンダントの下りや壁が人型に抜ける箇所など見所は多い。使用権の怪しいフロイドのタイム、クリムゾンの太陽と戦慄パート2が流れまくる(アルバムリリースは映画より後なので、ガッツリ後付けと思われる)。まずまず。

鑑賞日:10月26日 監督:ロー・ウェイ

イヴォンヌの香り

イヴォンヌの香り

久々の鑑賞。ルコント的アンニュイさは堪能出来る。色々と駆使しているのだけれども、今も昔もちょっと退屈な印象は変わらず。造形的に綺麗な裸体と事を見守るインコたちは良かった。すっぽかし食らったロシア男の首筋にイヴォンヌおるやんと思ったのは自分だけではない筈...。もう少し後のルコント作品の方が好きだな。まずまず。

鑑賞日:10月24日 監督:パトリス・ルコント

ザ・フューチャー

ザ・フューチャー

ミランダ•ジュライ著『あなたを選んでくれるもの』を読み終えたので再鑑賞。繊細なそれぞれが悩める中年の自分に実に効く。3回くらい観たと思うけれども、細かい台詞の一つ一つまで今回が一番胸が熱くなった。傑作。

鑑賞日:10月22日 監督:ミランダ・ジュライ

ドラゴンへの道

ドラゴンへの道

ずーっと観ていられる。ラストのブルース•リー、チャック•ノリス、ニャンコのズームイン、アウトとコンボは必見。傑作。

鑑賞日:10月22日 監督:ブルース・リー

さよならミス・ワイコフ

さよならミス・ワイコフ

悶える程に不幸。しかしながら自分の思想や行動に対してのキッチリと責任を取るラストには怯えた少女から威厳のある大人の女性への変化を感じさせる。これは良作。

鑑賞日:10月21日 監督:マーヴィン・J・チョムスキー

のら猫の日記

のら猫の日記

のら猫の如く。実に和むロードムービー。良作。

鑑賞日:10月20日 監督:リサ・クリューガ

セレブリティ

セレブリティ

ウディ•アレン作品の中ではいささか退屈な印象。しかしながらキッチリとブラック•ユーモアが散りばめられている。なんだろ、ケネス•ブラナーがウディ•アレンっぽくしようとしているのが気になった。まずまず。

鑑賞日:10月19日 監督:ウディ・アレン

昼下りの情事

昼下りの情事

いじらしいオードリー•ヘプバーンもロリコンに目覚めたゲイリー•クーパーも勿論良いけれども、やはりビリー•ワイルダーの気持ち良い演出によるところが大きい。楽団からワンコの薬味からラストの畳み掛けまで実に素晴らしい。見事な壁ドン(意味違い)やオーバーな二度見シーンもあり満足。名作。

鑑賞日:10月17日 監督:ビリー・ワイルダー

世代

世代

デビュー作って事でいささか荒い印象。若者の闘う理由としては昨今のわが国のそれとは大きな差がある。しかし映画としてはちょっと退屈だった。この手の反抗に青春を費やさないといけない時代ってのはなんとも言えない。まずまず。

鑑賞日:10月13日 監督:アンジェイ・ワイダ

Amantes

Amantes

実話みたいなのだけれども、清々しいクズっぷり且つメロドラマだった。露出の全くない濡れ場で必ず流れるマイケル•ナイマン風の音楽もなんとも言えず。まずまず。

鑑賞日:10月12日 監督:ビセンテ・アランダ

8 Million Ways to Die

800万の死にざま

『ハロルドとモード』は好きだけども、これはどーなんだろ。ドンパチの前の喚き合いやアンディ•ガルシアの死に様等々の見どころはあるけれども、どうも全体的にモヤっとする。まずまず。

鑑賞日:10月10日 監督:ハル・アシュビー

アメリカン・ヒストリーX

アメリカン・ヒストリーX

久々の鑑賞。事もあろうに、前日にスピルバーグの『アミスタッド』を鑑賞。百数十年経ってもまるで変わってないのは流石のアメリカ様。黒歴史が黒歴史を呼ぶ(汗)。良作。

鑑賞日:10月06日 監督:トニー・ケイ

夏の夜は三たび微笑む

夏の夜は三たび微笑む

『人間を救うことなんてできっこない』、『罪を犯したい』等々、牧師の息子らしからぬ台詞が満載のベルイマン的喜劇。結果として不幸がないラストもまた素晴らしい。

鑑賞日:10月05日 監督:イングマール・ベルイマン

アミスタッド

アミスタッド

歴史的事実を映画にするって事で面白いも面白くないもない気もするが、スピルバーグにしては弱い。まずまず。

鑑賞日:10月05日 監督:スティーブン・スピルバーグ

スーパーの女

スーパーの女

ジャガーをジャグワーと呼ぶ男、伊丹十三だからこその細やかさ。宮本信子の台詞が伊丹十三の声で脳内再生される。無駄なカーチェイスも見られてお腹いっぱい。傑作。

鑑賞日:10月03日 監督:伊丹十三

五月のミル

五月のミル

伊丹十三のお葬式か今作か。革命と云う言葉が生み出す滑稽さが実に良く描かれている。良作。

鑑賞日:10月02日 監督:ルイ・マル