otom

太陽の帝国

太陽の帝国

May,06 2007 15:00

スピルバーグ映画の『太陽の帝国』('87)を実に20年ぶりくらいに鑑賞。
小学生ながら号泣したのを覚えている。
伊武雅刀、ガッツ石松、山田くん、ジョン・マルコビッチと豪華なメンツ。
やはり良くできた映画と感じる。
何よりも映像が素晴らしい。そのまま絵葉書にしたいくらい素敵である。
布石の置き方、対比の描き方等々、もっと評価されても良い気がする。
スピルバーグ映画って空とか少年とかの描き方がとても印象的だけれども、

今作では悲惨なまでに華やかな少年時代を失ってしまう変化と云うものが描かれている。
その哀しさたるや、観ている者の胸をキュッと掴む。

主演はそういえばクリスティアン・ベイルであった。
映画の中で見事に少年の魂と決別したクリスティアン少年は 『リベリオン -反逆者-』と云う素敵な作品に出演する。
人生大学の賜物なのであろう。

おなじみ、ジョン・ウィリアムズの音楽も実に良い、サウンドトラックは廃盤みたいで残念だけど。