
Films: Oct.2012『去年マリエンバートで』ほか
Nov,30 2012 13:00
バタバタして一気に本数が減っている。
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』はやっぱり良かった。
観た映画: 2012年10月
映画本数: 20本
鑑賞時間: 1881分
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ピアニストを撃て
何故かモテる冴えないピアニスト。女の力は偉大である。それでもやっぱり酒場のピアニストに落ち着いてしまう芸術家の悲しい運命。いささか荒っぽい気もしなくはないが、良作。
鑑賞日:10月31日 監督:フランソワ・トリュフォー
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ファイナル・デッドコースター
“ファイナル•デスティネーション”の続編。グロさ倍増。笑えるくらいのフラグ立ちまくりなのに、異常なドキドキ感。外に出られなくなる気持ちが良く分かる。良作。
鑑賞日:10月29日 監督:デイヴィッド・エリス
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エクスペンダブルズ
TVにて鑑賞。面白い過ぎ。猛者どもにも程がある。豪華な面子なのは言わずもがな、撮影もかなり良く出来ている。ミッキー•ロークとの絡みの箇所もグッと来る。エンディングに“The Boys Are Back In Town”もハマり過ぎ。80年代ってスゲー時代だったのだなぁと、じんわり思いました。良作。
鑑賞日:10月27日 監督:シルベスター・スタローン
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アウトサイダー
ヌルい箇所もあるけれども、なかなか熱い青春映画。“風と共に去りぬ”を意識したと思われる画が素晴らしい。マット•ディロンの触るとケガするぜ的な格好良さは逸品。後の大物役者も多数出演。ちゃっかりソフィアも出ている。良作。
鑑賞日:10月26日 監督:フランシス・フォード・コッポラ
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ある戦慄
電車の中で起こったら嫌な事ランキングでぶっちぎりで一位になるであろうシチュエーションを映画にした一本。深夜の電車に乗り合わせた人々の中にトニー•ムサンテと若き日のマーティン•シーンの最悪のDQN2人組が乗ってきたお陰でお通夜会場と化した車内。嫌な空気全開で突っ走る状況を打開したのが田舎者のオクラホマ男と云った辺りも面白い。傑作。
鑑賞日:10月24日 監督:ラリー・ピアース
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マグダレンの祈り
重い。先日鑑賞した“聖獣学園”が霞むレベル。押し付けられた倫理観ほど醜悪なものはない。しかもつい最近まで実際に続いていたと云う恐ろしさ。人間って怖いなと心底思う。
鑑賞日:10月23日 監督:ピーター・ミュラン
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マドモアゼル
村中から女神の如く慕われるジャンヌ•モローの屈折した乙女心せいで、村八分状態の流れ者のイタリア男。イケメン過ぎるのも問題ありなのですね。平和そうに見える閉鎖的な村で盲目となる村人の感じは、後の“白いリボン”を思わせる。シビれるシーンも満載の傑作。
鑑賞日:10月22日 監督:トニー・リチャードソン
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月世界旅行&メリエスの素晴らしき映画魔術
ドキュメンタリー+リマスターで構成された一本。折しもフィルムからデジタルへの移行する過渡期に出るべくして出た感じさえする。遺跡発掘レベルの気の遠くなる様な作業のお陰で今作を観られる事に感謝したい。が、音楽があんまり合ってない気はした。スマパン世代的に“Tonight,Tonight”の方がまだしっくり来る。
鑑賞日:10月18日 監督:ジョルジュ・メリエス

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語
面白かった。劇場版10話もエントロピーを凌駕しまくりでした。コネクトはTV版の方が威力があった。普通に泣いたけど。描き直されてる&追加されているシーンも沢山あってお腹一杯です。早く『叛逆の物語』が観たい。
鑑賞日:10月15日 監督:新房昭之、宮本幸裕
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昨日・今日・明日
3つのショートストーリーからなるオムニバス作品。ソフィア•ローレンとマルチェロ•マストロヤンニを中心にやたらと高いテンションで繰り広げられる、皮肉の効いたコメディ。シーンの多くがドラマチックでそして美しい。個人的にはソフィア•ローレンは全然好みではない。けど素晴らしい作品です。
鑑賞日:10月14日 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
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ドリーマーズ
割りと最近のベルトリッチ作品。冴えまくりのカメラワークやビリビリする空気感は流石です。観てる側が劇中の映画を全部観てたらもっと楽しめたと思います。厨二病全開の兄弟+男一人。この息が詰まる感じと時代背景がノルウェイの森を思い出した。どっちがどっちに影響を与えたのかどうかは分からないけど。でも嫌いではない。良作。
鑑賞日:10月13日 監督:ベルナルド・ベルトルッチ
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トラック野郎 天下御免
桃サンとジョナサンが四国にて恋の巡礼をする第四作。ヒロインはナイスバディ由美かおる。今回はヒロインより、松下一家の養子騒動と松原智恵子のエピソードの方がやや力が入っている。温州みかんに箱詰めされ、コンクリを流される桃サン、のっけからしつこく大フィーチャーのミニチュアには笑わせて頂きました。父ちゃんさ、ようなら。はある意味名ゼリフ。面白かった。
鑑賞日:10月12日 監督:鈴木則文
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去年マリエンバートで
これは凄い。庭園の立像の如く館の中に思い思いに立つ静止した人間。カメラの視点が合うと動き出し、次々と完璧な構図で描き出される現実離れした世界はシミュレーテッドリアリティとかそこら辺の話を思い出させる。お話も羅生門っぽいと思ったら、バッチリ影響を受けている様子。傑作。
鑑賞日:10月11日 監督:アラン・レネ
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熱狂はエル・パオに達す
男はいつだって理想に燃えていたいもんなのです...。それとは裏腹に女の現実的な事。白黒画面の中で爽やかに光輝くジェラール•フィリップが頑なに理想を求め、最後には全てを失う切なさったらない。良作。
鑑賞日:10月10日 監督:ルイス・ブニュエル

魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語
なかなか駆け足で進んだ劇場版。ほむほむが出てくるだけで泣きそうになる。イヌカレー空間や音、変身の演出もパワーアップされており満足。大画面で観られただけで嬉しい。最後は何故かさやかのラスボス感MAXの締めで後編へ。来週が楽しみ。
鑑賞日:10月08日 監督:新房昭之
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悲しみよこんにちは
ちょっと前に原作を読んだので鑑賞。物語はほぼ忠実に映像化されてはいるものの、何故か退屈だった。思いっきり英語なのも、ちょっとアレなのでしょう。淡々とし過ぎて、セシルの無垢な残虐性が乏しい感じがしていささか残念。
鑑賞日:10月08日 監督:オットー・プレミンジャー
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プライベート・ベンジャミン
ゴールディ•ホーンは可愛いし、コメディ要素もそこそこでつまらん訳でもない。サントラはビル•コンティだし。が、何かヌルい感じは否めない。似たような時期のワーナーの軍隊ものとしては“フルメタル•ジャケット”があるが、そちらがいかに完成度が高いか良く分かる。比べるのもなんだけど。
鑑賞日:10月05日 監督:ハワード・ジーフ
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妖婆の家
面白い。ジェイムス•ブレイクを縮小した様なガキがダミアンばりの鬼っ子ぶりを発揮する映画と思いきや、後半になるとベティ•デイヴィスと羅生門ばりの心理的駆け引きを繰り広げるサスペンススリラー。まったく先が見えない展開で実にドキドキしました。パメラ•フランクリン可愛い過ぎ。傑作。
鑑賞日:10月04日 監督:セス・ホルト
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乱暴者(あばれもの)
狡猾な人間達に翻弄される脳みそ筋肉のペドロ。ある意味、一番純粋な男が憂き目を見る。筋肉自慢やら屠殺場、肉屋、絞め殺される鶏、焼かれる肉等々、更には肉欲と、とにかくやたらと肉が出てくる。誰にも負けない乱暴者のペドロが家を追われたメーチェよりも無力な気がしてならない。
鑑賞日:10月03日 監督:ルイス・ブニュエル
category: 映画レビュー
tags: 2012年映画レビュー