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I Am Not Afraid Of You And I Will Beat Your Ass / Yo La Tengo

Yo La Tengoと大友良英

Feb,25 2007 15:00

新・習劇 第13回 『Yo La Tengo と 大友良英』

「ライブ三昧」

先週の出来事。1週間に2度のライブに行く。
まずは19日にYo La Tengoを観にO-Eastへ。
最近すっかり足が遠のいた渋谷。
Tower RecordsにてWilliam BasinskiのCDを購入後にいざ会場へ。
Summer Sun』のツアー以来。
前日のクラムボンとのライブがあったせいか、なんとも全体的にテンションが高い。
主に新譜からを中心に演奏し満足の2時間半で相変わらずファンサービスはよろし。
毎度オープニングは意表を突くが、今回は『Our Way To Fall』から。
本編も当然素晴らしいのだが、個人的にはアンコールで演奏した 『Tom Courtenay』が良かった。
アイラ、ジェィムズがギターでジョージアが歌うアレンジは初めて観る。
会場の雰囲気もとても良い。
Fakebook』から『Griselda』と珍しい曲もお披露目。
『Blue Line Swinger』と『Autumn Sweater』は今回はなしだったのが非常に残念。
他の日には演奏していたらしい。前回は両方やってた。
『Deeper Into Movies』辺りの長めな曲が多かったのでやらない予感はなんとなくしてたんだけど。
そんな感じの今回の来日はそれでも満足。
時代が変わっても飽きない数少ないバンドの一つだわな。
フジロックあたりにまた来そうである、10年ぶりに行くのも悪くないと思う今日この頃。

そして23日には大友良英の『幽閉者』のサントラ発売記念ライブへ。
雨の浅草はアサヒ・アートスクエアにて。
高速からも見える川沿いのウ○コの乗った建物です。
初めて行ったけれども、なんともアーバンな建物でおあつらえ向きと云った感じ。
監督の足立正生と大友良英、佐々木敦によるトークショーから始まり、ジム・オルークやらが混じった総勢6名によるライブ。
『りんごのテーマ』から始まったものの、だいぶ発展した形の内容。
各人が多種多様な音を出力し、聴いても観ても楽しめるものであった。
音響装置も一風変わっており、場内中心に地べたに座るお客さんから サークル状に、演奏者、6面スピーカー、客席、またスピーカーと まさに音の渦と云った感じで非常に感銘を受ける。
しかし控えめな態度が好感触のジム・オルークがまた微笑ましい。

その後、久々の浅草を堪能する。
某映画館にて勤務以来の浅草だけども、相変わらずな感じ。
21時以降の浅草ははっきり言ってサイテーである。
やっぱり路上で倒れている人もいたし、パンスケも健在。
移動式の家を寒空の下で押して行く人、人、人。
なんでだか生命力の強い彼等。

なかなか音楽的な1週間だった。