青春の殺人者
Apr,22 2007 19:30
昨日はグッタリと映画鑑賞。 久しぶりに長谷川和彦ことゴジ監督の『青春の殺人者』を観る。
千葉県で実際にあった事件を題材にしている様で、なかなかに見覚えのありそうな場所ばかりである。
あまり設定が千葉県って映画が少ない気がするけれども(そんな事ないか)、これはガッツリと千葉。
ちなみにロケーション的な話では、我が地元にサンペデックと云う大きいスーパーの建物がかつてあったのですが、 造られた頃にYMOのPVが撮影されているらしい。
『A Y.M.O.FILM PROPAGANDA』の中の『Ballet』と云う曲の中にて、見覚えのあるエスカレーターが登場する。
もはや店舗が撤退して、空き屋状態の現在の姿を考えるといささか切ない。
時代は変わるんだねぇ。
しかしまぁ、見所満載の今作。
ゴジ監督30歳くらいの時の作品らしいけれども、随所に溌剌な若さみたいなもんを感じる。
日本のYes(と勝手に呼ばせていただく)・ゴダイゴの音楽の使い方なんかも、若いゆえの柔軟性と云うかとにかく上手。
等々、諸々の良さはあるけれども、やはり原田美枝子の大天使級の可愛さに尽きる。当時17歳だそう。
市原悦子の熱演ぶりも非常に楽しい。実の息子に向かって、「ねぇん、アレしようぅ。」と言う時の艶かしさ、狂気。
成田空港のデモなんか公開年に生まれた私が考えると、なんだか別の国の出来事の様でもある。
『太陽を盗んだ男』と甲乙つけがたい、素晴らしい作品だと改めて感じる。
このところ夜中に『ロッキー』シリーズが立て続けに放送されている。
昨日、一昨日と『ロッキー2』、『ロッキー3』と 実に20年くらいぶりに観る。
小学校3、4年生くらいの頃、何故だかスタローン映画がやたら好きで縦笛で劇中音楽を耳コピしていたのは良い思い出。
大して内容が濃い映画とは思えないものの、大人になって久々に観た『ロッキー』で不覚にも目頭が熱くなってしまった。
これはまた音楽による効果ものは結構あるのではないかとも思われる。
思えば生涯で一番最初に買って貰ったのが、ビル・コンティ作曲による『ロッキー』のサントラであった。
いま聴いてもいいな、コレ。
『ロッキー・ザ・ファイナル』、観たい。