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Variations For Piano & Tape / William Basinski

Variations For Piano & Tape / William Basinski

Sep,24 2013 10:40

すっかり涼しくなってきた今日この頃。
夏の疲れがどっと出てきたせいか(まぁ特に活動的だった訳ではなかったけれど)、無意識にリラックスできる音楽をチョイスする傾向にある様子。
大体こんな時はBrian Enoやらその辺りの音楽でボンヤリ過ごす事が多いのですが、昨夜は9月になると何となく聴きたくなるWilliam Basinskiを久々に選択。

William Basinskiを聴く時は"The Disintegration Loops"をかなりの頻度で流すのですが、これを聴くと色々と悲しい気分になってしまうので、久々に"Variations For Piano & Tape"(2006)を聴く。

このアルバムは同じくWilliam Basinskiの作品でも特に好きなアルバムで、"Melancholia"に収録されたループネタの44分バージョン。
テープ編集によって気持ち良く汚れたピアノのループと控えめなリバース音で、いつしか読書を中断して音に聞き惚れる羽目になる。
で、気付けば44分があっと云う間に過ぎる。
気持ち良いので2時間くらいあっても良い。

そんなかんなで久々にWilliam Basinskiのウェブサイトを覗いてみたら、なんか綺麗になっている。
おまけにいつの間にやら新譜が結構増えている。
未だに買えないでいる"The Disintegration Loops"のボックス、
9LP+5CD+DVD+Bookで4万円くらい(買えねー)と共に欲しい。

何はともあれ、色々忘れて静かに耳を傾けるって事は精神衛生上とても大事だと感じる今日この頃。