Films: Feb.2012『海炭市叙景』ほか
Mar,02 2012 22:15
何とも『悪魔のようなあいつ』が幅をきかせている2月。
ちゃんと映画館に行きたい。
観た映画: 2012年2月
映画本数: 33本
鑑賞時間: 5976分
狼/男たちの挽歌・最終章
もはや全く関係ない話になっているものの、最高。のっけから教会での銃撃戦フラグが立ちまくりで、かなり罰当たりな感じだけれども、妙な爽快感が残る。チョウ・ユンファは勿論、格好良いのだが、格好付ければ付ける程、笑えてくる不思議。銃オタが喜びそうなDVD特典も必見。
鑑賞日:02月29日 監督:ジョン・ウー
バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版
十年以上振りに鑑賞。良い映画です。美しい赤。サントラをiTunesに入れて聴こう。砂漠で『ヴェニスに死す』とはなかなかオツなもんですな。
鑑賞日:02月28日 監督:パーシー・アドロン
水で書かれた物語
なんともドロっとした作品。このくらいの時期の変な構図と過剰な演出の吉田喜重作品が好きです。逆さに映すとなお美しい岡田茉莉子。こんなカアチャンがいたらマザコンにもなるかもしれません。何々コンプレックスと云うのはなかなか治らないものなのでしょうね。劇中、ほぼ瀕死の岸田森が最後にいいもん見られたのは何より。
鑑賞日:02月27日 監督:吉田喜重
ショート・カッツ
未鑑賞だと思ってたら、普通に観てたっぽい。安定のロバート•アルトマン。長いのだけれど、もっと長くても良い。なんだか『マグノリア』が観たくなってきたゾ。
鑑賞日:02月26日 監督:ロバート・アルトマン
海炭市叙景
ようやくの鑑賞。数々のあるあるネタに加え、寒々しい雪国で心の痛みは倍増するも、時折流れるジム•オルークの優しい音楽に癒される。あぁ、ネコちゃん帰ってきて良かったね。傑作。
鑑賞日:02月23日 監督:熊切和嘉
ディナーラッシュ
布石の置き方がキッチリしている印象。テンポも良く、映画としては面白かった。出てくる女の子がことごとく可愛くないので、「料理長は色んな人と付き合うけど、本当に付き合うのは自分自身」とか言われても、ちっとも羨ましくない。
鑑賞日:02月20日 監督:ボブ・ジラルディ
日本脱出
何だかついてない人の物語。やたらと騒がしい人間ばかり出てくる。芸術が爆発しているオープニングの岡本太郎が一番冷静に見える不思議。説明不足なまま、ぶった切るのは吉田喜重作品では多い気もするのだが、何故か嫌ではない。武満徹の音楽が素晴らしい。
鑑賞日:02月19日 監督:吉田喜重
嵐を呼ぶ十八人
チンピラ社外工18人を実に淡々と映している。出来事の結末なんぞどこふく風と云わんばかりにバスッと切られていく様が、妙なリアリティを持つ。いささか退屈な箇所はあるものの、それなりに楽しめた。
鑑賞日:02月18日 監督:吉田喜重
悪魔のようなあいつ ep17
最終回。16話の篠ヒロコと云い、那智わたる、安田道代とどーにも悲惨な女性達。そして最後に見せるジュリーの不適な笑み。突っ込みどころは多々あれど、全体的には大変面白かった。
鑑賞日:02月16日 監督:久世光彦
悪名一番
お昼時にCSにて。悪名シリーズ8作目。勝新太郎が格好良いのは当然であるが、嫌いな筈の田宮二郎も悪名シリーズだと何だかいい奴に思えてくる不思議。良作。
鑑賞日:02月15日 監督:森一生、田中徳三
悪魔のようなあいつ ep15-16
15~16話。無事に藤竜也に保護されたジュリーですが、周りは寄って集ってジュリーの記憶を戻そうと躍起になる。憎たらしい尾崎紀世彦が刺されたのは痛快であった。
鑑賞日:02月15日 監督:久世光彦
悪魔のようなあいつ ep13-14
13~14話。ようやくすべてを振り払ったかに見えたジュリーですが、今度は怪しげな手配師、細川俊之に目をつけられる。撃たれた傷と風邪が原因で病気は悪化。サイケな演出も増えてきて楽しくなってくる。記憶を失い失踪したジュリーを警察署内で発見した時の藤竜也の顔の輝き方は観る価値あり。
鑑賞日:02月14日 監督:久世光彦
日本一の断絶男
CSで放送していたので、鑑賞。東宝娯楽作品は観ているだけで幸せな気分にさせてくれます。松竹、東映にはこの感じは出せない気がする。植木等ってやっぱり偉大な人なんだなぁと再認識する。ドゥンドゥビドゥビィア〜。
鑑賞日:02月13日 監督:須川栄三
レイクサイド マーダーケース
青山真治監督作品はあまり好みではないのだけれども、とりあえずは観ていると云った感じ。どーしても説明が多くなると興醒めしちゃうと云うか何と云うか。
鑑賞日:02月12日 監督:青山真治
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!
TVで放送していたのを録画してあったので、暇つぶしに観てみるも、しっかりと楽しませて貰いました。確かに、いささか長い気もするけれど、Mr.ビーンがいるだけで面白いので良しとする。
鑑賞日:02月11日 監督:スティーヴ・ベンデラック
秋津温泉
岡田茉莉子を嫌と云う程、堪能できる一本。ボロボロの長門裕之と若さと快活さを持つ、やや無理のある岡田茉莉子が出会ってから、時代を経て立場が逆転していく様を見事に描いている。メロドラマ風なのは否めないが、吉田喜重の上手さが光っている気はする。林光の音楽も素晴らしい。
鑑賞日:02月11日 監督:吉田喜重
Exit Through the Gift Shop
アートとはなんぞや。現代におけるマーケティングと芸術について考えさせられる作品ではあるものの、堅苦しさは一切なく楽しく拝見できました。
鑑賞日:02月11日 監督:バンクシー
悪魔のようなあいつ ep11-12
11~12話。俺の青春を盗んでいったのは誰だって事で、バタバタするものの、とって付けた様なエピソードであるが、安田道代だから許す。そして至近距離でのまさかの銃撃戦と云う荒技の末、ジュリーは何処へで、気付いてみたら結構まとまってた。
鑑賞日:02月10日 監督:久世光彦
悪魔のようなあいつ ep9-10
9~10話。じわじわと若山富三郎に追いつめられていくジュリーではあるが、そこは格好良くヒラリとかわして、粋な帽子芸のオマケ付き。伊東四朗の代わりに岸部修三達が出てくるも、必要なエピソードなぁとも思うが、TVシリーズ的にはこう云うのも必要なのであろう。
鑑賞日:02月09日 監督:久世光彦
生きたい
観るものがなかったので、家にあったものを鑑賞。新藤兼人監督が描く現代の姥捨山。話自体は割と普遍的だとは思うけれども、新藤兼人監督の手腕に加えて、大竹しのぶの見事な躁鬱演技と安定の三國連太郎で良い作品に仕上がっている。
鑑賞日:02月06日 監督:新藤兼人
悪魔のようなあいつ ep7-8
7~8話。このあたりから、3億円強奪の回想シーンが増えてきて、しまいにはしつこいくらいに挿入されまくる。金のニオイを嗅ぎ付け、次々と色んな奴が群がってきて物語は盛り上がってくる。なんだか憎たらしいオカマの伊東四郎を仕留めたのは、やはりあの人だった。
鑑賞日:02月05日 監督:久世光彦
デッドゾーン
クローネンバーグもので観てなかったので、鑑賞。面白かったのだが、クローネンバーグ特有のグロさがないせいか、いささか物足りない感はあった。
鑑賞日:02月01日 監督:デヴィッド・クローネンバーグ