Films: Jun.2015『ホドロフスキーのDUNE』ほか
Jul,02 2015 11:30
別に意識はしていなかったけど、妙にホラー〜サスペンス&パニック映画が目立つ6月。
つまらんのはつまらんのでそれなりに面白い。
映画って凄いね。
やはりホドロフスキーのDUNEは素晴らしかった。
観た映画: 2015年6月
映画本数: 18本
鑑賞時間: 2150分
北の橋 Le Pont du Nord
なんともフランス映画って感じがする。憧れのパリに行きたい奴もいれば出たい奴もいる。イレギュラーな電波系皮ジャン女の登場で色々と話がこじれている様子。好きか嫌いかで言ったら微妙なところだけれども、"ポリス"を盗む少年や影武者、岡本喜八ばりのカット挿入、階段ループな女2人の身の上話など良いシーンは結構あった。
鑑賞日:06月29日 監督:ジャック・リヴェット
エンティティー/霊体
なんの前触れもなくいきなり霊体レイパーが登場。演技頼りの低予算映画かと思いきや、後半はスケールが無駄にデカくなる。CGなしの時代に透明な乳揉みを表現する気概は称賛できる。冷凍作戦からのドリフもなかなか。チープだけれども面白かった。
鑑賞日:06月29日 監督:シドニー・J・フューリー
エアポート’75
リーガンが乗ってりゃねぇ...。ポルターガイストお相手にギター弾き倒して爆唄するシスターと前半はほのぼのと過ぎて行く。...そしてパニくる。あまりにイレギュラーな事故過ぎて文字通り開いた口が塞がらないものの、結構ドキドキする。無駄死にの少佐はあまりにあんまりな上に全体的にかなりショボい気もするが、ひよっとしたら前作より面白かったような。
鑑賞日:06月27日 監督:ジャック・スマイト
ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム
陵辱描写はなかなかのものだったが、映画全体はかなり綺麗に片付く。それだけにいささか物足りなさは残る。リアルで死ぬのが犯人だけってのは良い。がラストはやっぱり陳腐な感じ。面白かったけど。
鑑賞日:06月27日 監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
マップ・トゥ・ザ・スターズ
すっかり表面グロがなくなったクローネンバーグ作品だが、火傷痕が霞むほどにセレブ達の各種の内面グロが入り乱れる。終わりはなかなか綺麗。ジュリアン•ムーアの放屁は実演技だったならば脱帽もの。良作。
鑑賞日:06月23日 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
ホドロフスキーのDUNE
頓挫してもなお前向きなホドロフスキー神。300歳まで生きるんじゃないかと本気で錯覚してしまう。ドキュメンタリーでここまで面白いのもそうそうない気がする。
鑑賞日:06月23日 監督:フランク・パヴィッチ
怒りの山河
人権無視の絵に描いたような悪徳地上げ屋もあんまりだが、冷静に考えると都会帰りのピーター•フォンダが事を荒立てただけなんじゃないかとも感じる。全体的に雑なのだけれども、映像、音響処理が無駄に凝っていたりする。まずまず。
鑑賞日:06月09日 監督:ジョナサン・デミ
ラリー・フリント
まさにUSA。言論の自由を求めてガチバトルが展開される。忌わしきものとはなんぞやの演説に熱くなる。フォアマン作品らしい見応えのある一本。良作。しかし、コートニー•ラヴはいー女だな。
鑑賞日:06月09日 監督:ミロシュ・フォアマン
ブラス!
旬なので久々の鑑賞。サッチャー時代のあるある映画。トントン拍子なのはさておき、労働者階級の熱い話は大好きだな。良作。そしてまた次の曲が始まるのです。
鑑賞日:06月08日 監督:マーク・ハーマン
他人の顔
久々の鑑賞。安部公房原作とは違った魅力をしっかり備えた一本。普段気にしない自分と他人の決定的な断絶の壁をやたらと前衛的な映像と共に表現されている。傑作。
鑑賞日:06月05日 監督:勅使河原宏
キリング・ミー・ソフトリー
公開当時も今もヘザー•グラハムが見たいだけで結果、後悔する一本。ベタ過ぎてある意味面白くはある。この人はやっぱりローラーガールが至高だな。まずまず。
鑑賞日:06月03日 監督:チェン・カイコー
ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド
治安が悪そうな時代のNYの暑苦しい良い音楽業界事情。奮闘するハーヴェイ•カイテルだが、よくよく考えると最初の状態に戻っただけって云う。自由にやるのも大変な訳だ。クソもミソも個々それぞれに世界が成り立っている。良作。
鑑賞日:06月02日 監督:シグ・ショア
category: 映画レビュー
tags: 2015年映画レビュー