Films: Aug.2017『恋する人魚たち』ほか
Sep,01 2017 15:00
原作読んでからの鑑賞が多かった8月。
ついでに"フランダースの犬"(全52話)も観終える。
脚色が多いけれども、悲惨なところは変わりなし。
観た映画: 2017年8月
映画本数: 11本
鑑賞時間: 1270分
デューン/砂の惑星
二十年ぶりくらいに観たけれども、やっぱりリンチの黒歴史だわな。ホドロフスキーが制作していたらとも思うけれども、このサイバーパンク感は'70から'80年代ならまだしも、現代ではいささかキツイものがある。
鑑賞日:08月29日 監督:デイヴィッド・リンチ
教授のおかしな妄想殺人
ウディ•アレン的『罪と罰』。ラスコーリニコフの上を行くメンタルを持ち合わせたホアキン•フェニックスも偶発には勝てず。うーん、アイロニー。良作。
鑑賞日:08月28日 監督:ウディ・アレン
ゴーストバスターズ
タミーばりのメリッサ•マッカーシーを期待したものの、いささか弱かった様に思われる。リブートながら旧作メンツも登場で微笑ましい。エクソシスト的なところは良かった。まずまず。
鑑賞日:08月25日 監督:ポール・フェイグ
赤目四十八瀧心中未遂
車谷長吉の原作を読み返したので、再鑑賞。高度経済成長期の中で身を崩すと云うのが肝な気もするので、USJの看板が見えたりすると萎える。美女設定で寺島しのぶもちょっと萎える。ツィゴイネルワイゼン的雰囲気に持って行きたいのは分かるけれども残念ではある。どうしたって底辺入りができないインテリ男の苦しさ、心の動きはあまり描かれていない様に思われる。まずまず。
鑑賞日:08月23日 監督:荒戸源次郎
恋する人魚たち
うーむ、シェールの存在感。今はいしだあゆみ化したウィノナ•ライダーも若さでプリプリしとる。幼女クリスティーナ•リッチの役所もなかなか。軽めながらテンポも良く、ガーリー度の高い秀作。
鑑賞日:08月17日 監督:リチャード・ベンジャミン
ミモザの島に消えた母
プロット自体はまぁ面白いのだと思う。ありがちな気もするけど。しかしながら個々の動機やら曲の使い方やら全体的に雑な印象。メラニー•ロランが可愛いだけだった。まずまず。
鑑賞日:08月16日 監督:フランソワ・ファヴラ
独立愚連隊西へ
久々の鑑賞。1作目以上のキレのある股下アングル、カット割りで一時も飽きさせない。アイロニーには嫌味さが皆無で粋な演出の多さは戦争映画を観ている事を忘れる程。なのに「靖国は満員だ」なんてグサッとくる台詞を挿入する岡本喜八。天才です。大傑作。
鑑賞日:08月15日 監督:岡本喜八
陽はまた昇る
なんとなく原作を読んでいるので鑑賞。原作に忠実にやっている風で結構大事なところを端折っている気もしなくはない。ロスト•ジェネレーション的な乱痴気騒ぎの迷走。良作。
鑑賞日:08月09日 監督:ヘンリー・キング
さらば愛しき女よ
なんと云うかテレ東感。レイモンド•チャンドラーをそのまま映像化している感じではあるものの、いささかダレる。R•ミッチャムもC•ランプリングも、はたまたちょい役の若きスタローンも悪くはないけれども、チャンドラー映画化としてはロバート•アルトマンの方が比べもんにならないくらい面白い。まずまず。
鑑賞日:08月08日 監督:ディック・リチャーズ
偉大なるマルグリット
ほんの数秒のうちに胸を締め付ける様な切なさと爆笑ってのは映画で経験した事がないかもしれない。古典に混じってしれっとマイケル•ナイマンなど、色々とニクい演出の数々。実に良かった。
鑑賞日:08月05日 監督:グザヴィエ・ジャノリ
裸足の季節
だいぶヴァージン•スーサイズが入ってはいる。封建的なお国柄と少女の組み合わせって事でなかなか面白かった。とりあえず目の保養にはなる。良作。
鑑賞日:08月01日 監督:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン
category: 映画レビュー
tags: 2017年映画レビュー