Fuji Rock Festival ’12
Aug,03 2012 10:10
4年ぶりのフジロック(1日目)に行く。
2008年の時は前日の夜に急遽行く気になり、真夜中に起きて苗場に向かう → 会場で販売される当日券をなんとかゲット → 一日ぐったりと云うかなり無茶な事をしていたのですが、今回はそこまでではないにせよ勢いで行ってみました。
幸いなことに相方さんが前もってチケットをゲットしていてくれたので、今回はゆっくりと苗場に向かう。
昼前に出発して、越後湯沢に到着してからはピークも過ぎているらしく割とスムーズに会場へ。
会場入りは16時くらい。ゆっくりし過ぎたせいで、お目当ての一つであるMetal Box In Dubをまんまと見逃す。残念。
まぁ日中かなりの暑さっぽかったし、体力温存できたと思って良しとする。
到着後は脇目もふらずにはじっこのOrange Courtへ。
流石に腹が減ったので、ブラジル料理のなんだかプレートを食べつつ待機。
17時半くらいには、椅子にすわってゆったりMoritz Von Oswald Trioを観る。
ものの、なんとモーリッツ·フォン·オズワルドが病欠の為、マックス·ローダーバウアーとヴラディスラヴ·ディレイの2人によるライブ。
山間の夕暮れ時のダブ·エレクトロニカな音楽。2人でもかなり格好良い。
メタル·パーカッションにディレイって単純なのになんでこんなに格好良いのか。
気持ち良い時間の気持ち良い音楽。
Moritz Von Oswald Trio終了後にすでにぐったりしていた我々。
各所の名物等々を眺めつつ、休み休みGreen Stageへ。
途中にところ天国の辺りで『天国バーガー』を頂く。美味。
森に当てた幾筋ものLED照明が美しい。
色んなところで色んな趣向を凝らしており感心する。
フジロックに来たって感じ。他のフェスだとこうはならないよな。で、たらたら歩いた末にGreen Stageへ到着すると、観る予定じゃなかったBeady Eye。ちなみにノエルのバンドは翌日。
始まって少したっている様子で、次のローゼスの為にポジション決めて座った途端に"Morning Glory"!! 勿論、周りは大合唱。
なんだかフェスっぽくて良いなぁとしみじみ感じる。 リアムのバンドの音楽が予想以上に良くて驚きです。
で、21時半にはお目当ての一つであるThe Stone Roses。
4人揃ってます。ぼぼぼぼ ぼぼぼぼ ぼぼぼぼ ぼぼぼーぼー で"I Wanna Be Adored"から。
大盛り上がりで大合唱。嗚呼、青春時代。
イアン·ブラウンの音痴っぷりが相変わらずなのはご愛嬌としても、ジョン·スクワイアの容姿共々の劣化がいささか気になる。
レニ+マニのリズム隊はカチッとしているのに、ジョン·スクワイアだけがどこかグダグダなんだな。
とは云え、"Sally Cinnamon"やら聴きたい曲をちゃんと聴けたのは嬉しい。
しかし、本日メインのJames Blakeがそろそろ始まる時間。
ライブも中盤に差し掛かり、曲は"Fools Gold"。
ちょうど良く締めっぽいのが来たので、曲が終わってからWhite Stageへ。
後日にセットリスト見たら、"Waterfall → Don’t Stop"やってた。
ラストは"I Am The Resurrection"。観たかったけど仕方ない。
来日を見逃してからのようやくのJB。
なんだか裏でローゼスやってるのに心なしか人も多い印象。
22時半頃からのスタート。
主に"James Blake"アルバムからの選曲中心でJB含む、電子ピアノ+アナログシンセ、ドラム、ギター+サンプラーの3人での演奏。
まったりしたライブを予想していたものの、のっけから凄まじい音圧とCD以上の演奏で最後まで鳥肌が立ちっぱなし。
夜の空と疲れと空気を揺らす音楽で意識が飛びそうな至福の時間。
"CMYK EP"からの演奏もあり。
会場も完全に魅了され、MCは流暢な日本語で丁寧に。
この辺りも好感度が高い。
あまりに言葉を失う程に上質なライブ過ぎて、時間の経過がとても早かった。
凄いものを観ちゃった感じがする。
2008年のマイブラの興奮を超えちゃっている様な感覚さえ覚えてしまった。
マイブラもローゼスも自分にとっては特別なバンドであったが、やはりもう過去の人たちな感は否めない。
せめて新曲を交えてみたり、Yo La Tengoみたいに継続中ならと思うのだが、やっぱり再結成でどうにかってのは難しいのかもしれない。
マイブラやローゼス自身も当時の良さには勝てないだろうし、James Blakeの様な今の音楽の前ではいささか霞んでみえる。
過去のバンドのリマスターばかり買い漁るオッサンをみてなんだかなぁと思っていたけども、マイブラやローゼスもそんなのの仲間入りしちゃって寂しい様な、それでいてJBの様な音楽が聴けて嬉しい様な。
とにもかくにもローゼスとは雲泥の差のライブで生涯に残る名演奏だった。
で、間髪入れずに1時頃よりJBのDJがRed Marqueeにて。
辿り着いてから少し観たFactory Floorも格好良かった。
James BlakeのDJの始まる前くらいまでは眠気もMAXだった筈が、途端に目覚める。
わざわざ人にぶつかってくる人々に不快にさせられるのを別にすれば凄く良かった。
繋ぎがバスバス切れるのは、あえてなのかそうでないのかは未だに気になるけども圧倒されっぱなしではあった。
その後は相方さんを始め、辺りは難民収容所の如くの様相。
動いている人も大分減っている。
JBのおかげで目が冴えてしまったのでシートの上で寝ている相方さんを置いて、苗場食堂でお夜食。
4時頃にはシャトルバス待ちの列に加わるべく、早々に会場を後にする。
5時にバスに乗り込んだ際にはかなり列も伸びていたので正解だった様子。
心配していた天気も全く問題にならなかったし、今回のフジロックは万事こんな調子でとてもスムーズだった。
毎年行けるような根性もないので、次に行くのはいつになる事やら。
よっぽどの事がない限り再結成は行かない様にしようと思ってしまった。
そんな今日この頃。
category: ライブ
tags: ジェイムス・ブレイク, マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン