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What to Do Next / otom

What to Do Next (Single)

Dec,20 2020 22:00

otomの新曲『What to Do Next / Disney Girls』が2020年12月20日よりApple MusicSpotify 他にてリリースを開始しました。
2020年10月17日にリリースの『Brilliant Sky Part II』に続いてのリリースです。

What To Do Next

『What To Do Next』は最初から自分の中に存在している答えについて歌った曲。
メロトロン風な音色が特徴のミドルテンポで少しザラついたドリームポップ的雰囲気。
シンプルなドラム、ベース、アコースティックギターの刻みをベースにドライヴしたギターフレーズを自由に演奏し、その上にレイヤーを重ねたボーカルとコーラスの力を抜いたハーモニーを絡ませている。また、歌詞は次曲『Disney Girls』と関連を深めた内容で逆説的な遊びを含めている。
2009年頃に作曲した当初は暴力的サウンドのギターとボーカル、コーラスのみの構成のところから、2016年頃よりメロトロンなどを加えた編成にアレンジし直して現在の形に至っている。

Disney Girls

『Disney Girls』はザ・ビーチ・ボーイズの『Surf's Up』(1971)に収録された曲のカヴァー曲。
ブライアン・ウィルソンに憧れ、『God Only Knows』こそ至高の一曲なのは変わらないものの、今回はこの曲を選択。
ブルース・ジョンストンの書いた心を締め付ける様な美しい歌詞とメロディー。そんな名曲をカヴァーする機会を伺い続けて今回に至っている。
3/4はそのままに弾ける様なリズムと前曲から踏襲したメロトロンで構築し、スローな原曲とは一味違う雰囲気に仕上げている。
また幾重にも重ねたコーラスは原曲に沿ったものの、作業を通じて本家のコーラスワークに改めて感嘆させられた。

新作『What To Do Next / Disney Girls』はメロトロン音源をメインに据えて、ジャケットのまま核家族(色んな意味です)と意識の過去と未来をコンセプトに仕上げた両面シングル作品となっています。
作曲初期段階から約10年を経て大きく変化した『What To Do Next』とザ・ビーチ・ボーイズの『Disney Girls』とで歌詞の内容とサウンドとをリンクさせて遊びの要素をふんだんに取り込んでいたります。
歪んだギター成分を極力を減らしつつ、異なる楽器編成とメロディを念頭に浮遊感を追求したポップ・ミュージック。その辺り目指して構築しました。
11月上旬にはほとんど作業が完了していたものの、monaminamiの改装作業により本分でない左官状態で11月後半から12月序盤まで全作業がストップ。作業再開して年内にはまとめるべくのオーバーワーク気味の末、現在に至る。

未来の想像し、過去を省みる二つの視点からなるotomの新作『What To Do Next / Disney Girls』です。どうぞ楽しんで下さい。

『What To Do Next』の2009年の初期バージョンから現在までの形をまとめ上げた音源をSoundCloudにて公開中。

Process Of What To Do Next

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